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【知っておきたいお洗濯のポイント】タオルのお手入れ方法

2022.12.21

 

毎日の暮らしに欠かせないタオル。できるなら、いつまでもふわふわで清潔なタオルを使いたいですよね。洗い方や干し方を少し工夫するだけで、タオルをぐんと長持ちさせることができます。日々のお洗濯に取り入れて、毎日気持ちよく使えるタオルを目指しましょう!

01 | 購入後は使い始める前にまず洗濯

購入したばかりのタオルには細かい毛羽やほこりがついていることがあるので、ご使用前にまず一度洗濯してください。しっかり水を通すことで吸水性が上がり、パイル抜けもしにくくなります。使い始めは特に毛羽落ちや色落ちがしやすいので、しばらくは単独洗いにするか洗濯ネットに入れて洗うことをおすすめします。

02 | 水の量はたっぷりと、泳がせるように洗う

タオルを洗濯する際は洗濯物の量に対して水を多めに設定して、たっぷりの水でタオルを泳がせるように洗ってください。少ない水で洗ってしまうと、繊維の摩擦により生地が傷んでしまいます。また、汚れや洗剤をしっかりと洗い落とすことができず、臭いやゴワゴワの原因にも。洗濯物をぎゅうぎゅうに詰め込み過ぎない、洗剤を入れ過ぎないことも大切です。

ドラム式洗濯機は、少ない水でたたき洗いをするので、洗浄力はやや低め。ドラム式洗濯機を使用する際は、すすぎの設定を「注水」にしてみましょう。通常は決まった水量ですすぎが行われますが、注水は水を加えながらすすぐので、多めの水量で汚れや残った洗剤を洗い流すことができます。

03 | 柔軟剤は使用を控えめに

香りを付けたりやわらかくするための柔軟剤ですが、タオルへの使用はなるべく控えた方がいいでしょう。繊維に柔軟剤の成分が膜のようにコーティングされるので、肌触りは柔らかく感じる反面、吸水性が悪くなってしまいます。さらに毛羽落ちやパイル抜けの原因になることも。柔軟剤の使用は10回に1回にしたり、タオルがゴワゴワしてきた時のメンテナンスとして、少ない頻度で使用した方がタオルが長持ちします。

04 | 脱水後はすぐに取り出して干す

脱水は強い遠心力により水分を飛ばすので、脱水後はタオルがギュッと押しつぶされた状態。このまま放置すると、パイルがぺたんこになったまま乾き、元の質感に戻りにくくなってしまいます。また、濡れたまま洗濯槽に入れっぱなしだと、雑菌が繁殖し、臭いの原因になってしまいます。脱水が終わったら、すみやかに洗濯機から取り出して干しましょう。

05 | 干す前にしっかり振る!

脱水でつぶされたパイルを起こすために、干す前にバサバサと上下に振りましょう。音が出るくらいしっかりと、回数は10回以上が目安です。こうすることで、寝ていたパイルに空気が通って立ち上がり、乾いたときにふんわりとした仕上がりに。力がいるのでちょっと大変ですが、この作業がタオルをふわふわに保つのに欠かせないポイントです!

06 | 風通しの良い場所で陰干し

タオルがゴワゴワになるのは、日光に長時間当たることにも一因が。カラカラに乾燥しすぎることに加え、紫外線が繊維を傷めて硬くさせてしまうのです。そのため、なるべく風通しの良い日陰か、紫外線が少ない時間帯に干すのがおすすめです。干しっぱなしにせず、乾いたらすぐに取り込んでくださいね。室内に干す場合は、扇風機やエアコンでしっかり風を当てて乾かしましょう。

07 | ドラム式洗濯機は乾燥まで行う

乾燥機は傷んだり縮みやすくなるなど難点もありますが、タオルをふんわり仕上げるには効果的です。ドラム式洗濯機はたたき洗い方式のため、パイルを押しつぶす力が強力で、自然乾燥ではどうしても硬い仕上がりになってしまいます。洗濯が終わったら、そのまま乾燥まで行うのがおすすめです。乾燥機を使うことで、温風とドラムの回転によりパイルがほぐされ、ゴワゴワタオルもふわふわに復活しますよ。

 

日頃のお洗濯に取り入れることで、ふわふわで気持ち良い
タオルの状態を長続きさせることができます。
ぜひお試しくださいね!